サンふじを切ったとき、果肉の中に透き通った蜜がたっぷり入っていると、
「おいしそう!」
と思いますよね。
大湯ファームでも、収穫したばかりのサンふじを切ると、蜜がたっぷり入っていることがあります。
ところが、同じサンふじでも年が明けてから切ってみると、
「あれ?蜜が少なくなっている」
ということがあります。
実際に大湯ファームでは、収穫直後にはたっぷり見えていた蜜が、
年明け頃からだんだん少なくなっていくのを感じます。
では、りんごの蜜はどこへ行ってしまうのでしょうか???
そして、蜜がなくなったりんごは、甘くなくなってしまうのでしょうか???
今回は、実際にサンふじを収穫し、冬から春まで貯蔵・販売しているりんご農家の立場からお話しします。
そもそも「りんごの蜜」って何?
りんごを切ったとき、芯の周りが半透明になっていることがあります。
これが一般に「蜜入り」と呼ばれている状態です。
「蜜」という名前なので、砂糖やハチミツのような甘い液体が
果肉の中にたまっていると思われることがありますが、そういうものではありません。
りんごの葉で作られた養分は、主に「ソルビトール」という形で果実へ運ばれます。
成熟が進んだりんごでは、このソルビトールなどを含む液体が
細胞と細胞の間にたまり、水浸状に見えることがあります。
それが、私たちが「蜜」と呼んでいるものです。
サンふじは蜜が入りやすい品種として知られていますが、
すべてのサンふじに同じように蜜が入るわけではありません。
ここは農家として、ぜひ知っていただきたいところです。

収穫直後の蜜美人(こうとく)。果肉の中に蜜がたっぷり見えます。
収穫直後は蜜たっぷり。でも年明けから変わってきます
大湯ファームのサンふじは、収穫したばかりの時期には蜜がたっぷり見えるものがあります。
私たちもりんごを切って、
「今年は蜜が入っているな」
と感じることがあります。
ところが普通冷蔵で貯蔵しながら販売していると、年明け頃から少しずつ蜜が見えにくくなってきます。
これは珍しいことではありません。
収穫した後も、りんごは生きています。
呼吸をしながら少しずつ変化を続けていて、貯蔵中には蜜の部分に多く含まれる
ソルビトールなども果肉の中で代謝されていきます。
そのため、収穫したときにははっきり見えていた蜜が、
時間が経つにつれて少なくなったり、見えなくなったりすることがあります。
私たちも以前は、お客様に分かりやすく「蜜はだんだん果肉に吸収されていきます」と説明することがありました。
イメージとしては近いのですが、実際には、りんごが貯蔵中も生きていて、
果実の中で成分が少しずつ変化していると考えていただく方がよいと思います。

サンふじを切ったところ。芯のまわりに見える半透明の部分が、一般に「蜜」と呼ばれています。
蜜が消えたら、甘くなくなるの?
ここが一番お伝えしたいところです。
見える蜜がなくなったからといって、それだけで「おいしくないりんご」になるわけではありません。
「蜜=甘さそのもの」と思われがちですが、蜜が見えるかどうかだけで、りんご全体の甘さやおいしさが決まるわけではありません。
実際、大湯ファームでも年明け以降、蜜が少なくなってきたサンふじを食べますが、
「蜜がなくなったから、急に味がなくなった」
というものではありません。
もちろん、りんごは生ものです。
長く貯蔵すれば食感や酸味などは少しずつ変化します。
ですが、「蜜が見えない=甘くない」「蜜がない=おいしくない」ではありません。
これは、ぜひ覚えていただけたらと思います。

貯蔵して時間が経ったサンふじ。収穫直後に比べ、見える蜜は少しずつ減っていきます。
「前に買ったりんごには蜜が入っていたのに」
実際にお客様から、
「前に買ったときは蜜が入っていたのに、今回は入っていなかった」
と言われることがあります。
蜜を楽しみにして購入されるお気持ちは、私たちにもよく分かります。
切った瞬間に蜜がたっぷり入っていたら、やっぱり嬉しいものです。
一方で、私たち農家にも一つひとつのりんごに、
どのくらい蜜が入るのかを完全にコントロールすることはできません。
同じ畑、同じ品種、同じように育てたりんごでも、蜜の入り方には違いがあります。
その年の天候や成熟具合、収穫時期などによっても変わります。
外から見て、
「このりんごには必ず蜜が入っています」
と一玉ずつ確認することもできません💦
「必ず蜜入りでお願いします」と言われることもあります
以前、
「ほかの農家さんから買ったら全然蜜が入っていなかったので、今回は必ず蜜入りでお願いします」
とご希望をいただいたこともあります。
お気持ちはよく分かります。
ただ、農家としては「必ず蜜が入っています」とお約束することはできません。
りんごを切って中を確認してからお届けするわけにもいきませんし、
何より蜜の入り方は自然がつくるものだからです。
私たちは一年間、できるだけ良いりんごになるよう手をかけて育てています。
それでも、すべての実を同じ蜜入りにすることはできません。
ですから、蜜が入っていなかったという理由だけで
「品質が悪い」「おいしくない」と判断されてしまうと、
農家としては少し残念に感じます。
蜜は、りんごのおいしさを楽しむ一つの要素。
蜜だけが、おいしいりんごの証ではありません。
そう思っていただけたら嬉しいです。

蜜が見えないからといって、「甘くない」「おいしくない」というわけではありません。
大湯ファームでは時期によって貯蔵方法も変わります
大湯ファームでは、サンふじを時期によって貯蔵方法を変えながら販売しています。
収穫後のサンふじは普通冷蔵で貯蔵し、だいたい1月いっぱいまで販売します。
Sサイズのサンふじは、2月頃まで普通冷蔵で販売します。
そして3月頃からは、長期貯蔵したロングライフサンふじへ切り替えていきます。
こちらはスマートフレッシュを利用し、CA冷蔵で貯蔵したサンふじです。
りんごは収穫した瞬間から少しずつ変化していきます。
その変化をできるだけゆっくりにしながら、
春までおいしく食べてもらうために貯蔵技術を活用しています。
※スマートフレッシュについては、別の記事で詳しくご紹介します。

普通冷蔵庫。収穫したサンふじはコンテナに入れ、鮮度を保ちながら貯蔵しています。
収穫直後と春のりんごは、同じではありません
りんご農家として毎年見ていると、収穫したばかりの11月のサンふじと、
貯蔵して春に食べるサンふじは、まったく同じ状態ではありません。
収穫後もりんごは呼吸を続け、少しずつ変化しています。
蜜も、その変化のひとつです。
だから私たちは、春のりんごを見て、
「蜜がないからダメ」
とは考えていません。
収穫直後には収穫直後のおいしさがあり、きちんと貯蔵したりんごには、
その時期ならではのおいしさがあります。
長くりんごを楽しんでいただくために、私たち農家も貯蔵方法を工夫しています。
蜜だけで、りんごを判断しないでほしい
蜜がたっぷり入ったサンふじは、切ったときの見た目もきれいです。
「蜜入りりんごが食べたい」
というお客様がいらっしゃることも、よく分かります。
でも、蜜は自然の中で生まれるものです。
同じ年、同じ畑、同じ品種でも、一玉一玉違います。
そして、収穫したときに入っていた蜜も、
貯蔵している間に少しずつ見えなくなっていきます。
蜜がないから、おいしくないわけではありません。
ぜひ蜜だけではなく、甘さ、酸味、香り、食感など、
りんごそのもののおいしさを楽しんでいただけたらと思います。
私たちも毎年一年に一度しかできないりんごづくりの中で、
経験を積み重ねながら、よりおいしいりんごをお届けできるよう勉強していきます。
「同じふじなのに、去年食べたりんごと少し味が違う」
「同じ品種を買ったのに、前に食べたものの方が甘かった気がする」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実はりんごは、同じ品種でもまったく同じ味になるわけではありません。
私たちも毎年りんごを作っていますが、畑によって「ここのりんごは甘味を強く感じるな」
「こっちは酸味とのバランスがいいな」と感じることがあります。
なぜ同じ品種なのに違いが出るのでしょうか。
今回は、青森県弘前市でりんごを育てている大湯ファームが、実際に畑で感じていることを交えながらお話しします。
同じ品種でも育つ環境は同じではありません
「ふじ」なら、どこの畑で作っても同じ「ふじ」です。
でも、育っている環境はそれぞれ違います。
たとえば、
* 土の状態
* 日当たり
* 水はけ
* 畑の場所や地形
* 木の状態
* 雨の量
* 夏の暑さ
* 秋の気温
など、いろいろな条件があります。
人間でも育つ環境によって違いがあるように、りんごもどこで、どのように育ったかによって違いが出てきます。

大湯ファームのりんご畑。同じ品種でも、土や日当たり、その年の天候など、育つ環境によってりんごにも違いが生まれます。
畑によって土が違います
同じりんご畑でも、土はどこも同じではありません。
水はけの良いところもあれば、水分が残りやすいところもあります。
りんごの木は、一度植えたら同じ場所に根を張り、何年、何十年とそこで育っていきます。
その土から水分や養分を吸収し、毎年りんごを実らせます。
そのため、私たちも普段から土の状態を見ながら、りんごの木を育てています。
美味しいりんごを作るためには、実だけを見るのではなく、その木を支えている土も大切だと考えています。

畑の土の状態を確認。りんごの木は、この土に根を張って何年、何十年と育っていきます。
太陽の当たり方も違います
りんごにとって太陽の光はとても大切です。
葉が太陽の光を受けて光合成をし、作られた養分がりんごの成長にも使われます。
しかし、すべての畑に同じように太陽が当たるわけではありません。
畑の向きや周りの環境によっても日の当たり方が違います。
また、同じ畑の中でも木の場所や枝の状態によって、光の入り方は変わります。
そのため私たちは剪定などを行い、できるだけ木全体に光が入るように枝を整えていきます。

同じ畑の中でも、場所や枝の向きによって日の当たり方はさまざま。太陽の光は、りんごの成長に欠かせません。
雨の量や水はけも毎年違います
りんごを育てるには水も必要です。
ただ、水が多ければ良いというわけではありません。
雨が多い年もあれば、なかなか雨が降らない年もあります。
同じ雨が降っても、水はけの良い畑と水分が残りやすい畑では条件が違います。
さらに、夏がとても暑い年、秋になっても気温がなかなか下がらない年など、天候は毎年違います。
私たちは毎年同じ場所でりんごを作っていますが、自然の条件まで同じになる年はありません。
同じ畑でも木によって違います
畑が同じなら全部同じかというと、そうでもありません。
若い木もあれば、何十年もりんごを実らせてきた木もあります。
枝の伸び方や実のなり方、木の勢いも一本一本違います。
「この木は今年、実が多いな」
「こっちの木は枝が元気だな」
そんなことを見ながら、剪定や摘果などの作業をしています。
同じ品種だから全部同じように育てればいい、というわけではないところが、りんごづくりの難しいところです。
農家でも「この畑のりんごは違うな」と感じます
毎年収穫して食べていると、私たち自身も違いを感じることがあります。
「今年、この畑のふじは美味しいな」
「こっちの畑は甘味と酸味のバランスがいいな」
と感じることもあります。
ただし、その畑なら毎年必ず同じ味になるわけではありません。
去年と今年では、雨の量も気温も日照時間も違います。
だから「この畑なら絶対にこの味になる」とは言えません。
品種だけではなく、畑、木、そしてその年の天候
いろいろなものが重なって、その年のりんごの味になっているのだと思います。

同じ畑でも、りんごの木は一本一本違います。木や実の状態を見ながら収穫していきます。
「去年と味が違う」というお声をいただくこともあります
私たちはお客様から、りんごについていろいろなご意見をいただきます。
「今年のりんご、美味しかったよ」
と言っていただけることもあれば、
「去年の方が甘かったように感じる」
「今年は少し酸味が強いかな」
といったお声をいただくこともあります。
同じように作っているつもりでも、毎年まったく同じりんごを作ることは本当に難しいです。
そして、お客様からのご意見で気づかされることもたくさんあります。
自分たちでは分かっているつもりでも、まだまだ勉強不足だなと感じることもあります。
りんごづくりは一年に一度しか経験できません
りんごづくりの難しいところの一つが、一年に一度しか作ることができないことです。
「今年はここが良かった」
「ここはもう少しこうすれば良かった」
と思っても、次に試すことができるのは翌年です。
そして一年後には、また天候が変わっています。
去年とまったく同じ条件でもう一度試してみる、ということができません。
りんご農家を何年続けても、経験できるのは一年に一回。
10年作って10回。
20年作って20回です。
そう考えると、りんごづくりは本当に奥が深い仕事だと思います。
毎年少しずつ成長していきたい
自然を相手にしている以上、すべてを思い通りにすることはできません。
それでも、
「今年はどうだったのか」
「来年は何を変えてみようか」
と考えながら、一年一年経験を積み重ねていきます。
そして、実際に私たちのりんごを食べてくださっているお客様の声も、大切にしていきたいと思っています。
良かったという声はもちろん嬉しいです。
一方で、ご意見をいただいたときには「なぜだろう?」と考えるきっかけになります。
まだまだ勉強することばかりです。
一年に一度のりんごづくりを大切にしながら、去年より今年、今年より来年と、少しずつでも成長していきたいと思っています。

収穫したりんごは一つひとつ色・大きさ・形が違います
まとめ
同じ品種のりんごでも、畑によって味に違いが出ることがあります。
土、日当たり、水分、木の状態、そしてその年の天候。
さまざまな条件の中で、一つひとつのりんごが育っています。
同じ畑で同じ品種を育てても、毎年まったく同じ味になるとは限りません。
そこが自然相手の難しさでもあり、りんごづくりのおもしろさでもあります。
私たちもまだまだ勉強中です。
お客様からいただく声にも耳を傾けながら、一年に一度しかできない経験を一つひとつ積み重ねていきます。
そして、
「今年の大湯ファームのりんごも美味しかったよ」
と言っていただけるように。
これからも、より美味しいりんごをお届けできるよう成長していきたいと思います。
「同じ木から採れたりんごなら、全部同じくらい甘いんじゃないの?」
そう思われる方も多いかもしれません。
ところが、実際にりんごを育てていると、
同じ1本の木になったりんごでも、甘さや色づき、食味には違いが出ます。
同じ品種、同じ畑、さらに同じ木なのに、なぜ味が違うのでしょうか。
今回は青森県弘前市でりんごを栽培している大湯ファームが、
畑で実際にりんごを育てている農家の目線からお話しします。
同じ木でもりんごの甘さは同じではありません
りんごの木には、たくさんの実がなります。
一見すると同じように育っているように見えますが、
実際には一つひとつのりんごを取り巻く環境が違います。
大きく関係するのが、
* 太陽の光
* 葉の状態
* 実がなっている場所
* 枝の状態
* 実の数
* 収穫までの成熟具合
などです。
そのため、同じ木から収穫したりんごでも、糖度や酸味、色づきなどに違いが生まれます。
理由① 太陽の光の当たり方が違う
大きな理由のひとつが日当たりです。
りんごの木をよく見ると、外側にある実もあれば、枝や葉に囲まれた内側の実もあります。
当然、すべてのりんごにまったく同じように太陽が当たるわけではありません。
りんごの葉は太陽の光を受けて光合成を行い、作られた養分が果実の成長にも使われます。
そのため農家は、ただ実を大きくするだけではなく、
木全体にできるだけ光が入るように枝を整えることも大切にしています。

同じ木になったりんごでも、日当たりなどによって色づきや育ち方に違いが生まれます。
理由② りんごの周りにある葉も一つひとつ違う
りんごを甘くするうえで、とても大切なのが「葉」です。
葉が光合成をして作った養分が、りんごの果実へ送られます。
しかし、すべての実の周りに同じ枚数、同じ状態の葉があるわけではありません。
日当たりの良い元気な葉が多い場所もあれば、日陰になりやすい場所もあります。
また、病気や虫、強風、暑さなどによって葉の状態が変わることもあります。
私たちが畑で見ているのは「りんごの実」だけではありません。
良いりんごを育てるためには、収穫まで葉をできるだけ
健全に保つことも大切な仕事です。
理由③ 木のどこになっているかでも違う
1本のりんごの木でも、
「木の上の方」
「下の方」
「外側」
「木の内側」
など、実がなっている場所はさまざまです。
場所によって日照条件や枝の勢いなどが異なるため、りんごの育ち方にも差が生まれます。
実際に収穫していると、
「ここの枝のりんごはいいな」
と思うことがあります。
同じ木だから全部同じではなく、一本の木の中にも、
りんごが育ちやすい場所があるということです。

木の上・下・外側・内側では、光の当たり方や枝の状態が異なります。
理由④ りんごを実らせすぎてもいけません
りんごの木にたくさん実がなれば、農家にとって良いことのように思えるかもしれません。
でも、単純に「多ければ多いほど良い」というものではありません。
一本の木が作れる養分には限りがあります。
実をたくさん残しすぎれば、それだけ多くの果実へ養分を分けることになります。
そこで行うのが「摘果(てきか)」です。
まだ実が小さい時期に、育てるりんごを選んで、それ以外の実を落としていきます。
せっかく実った小さなりんごを落としてしまうので、
初めて見る方には「もったいない」と感じられる作業かもしれません。
でも、残したりんごをしっかり育てるために欠かせない作業なのです。

小さな実の中から、育てるりんごを選んで摘果します
理由⑤ 同じ日に収穫しても成熟度に差があります
同じ木になっているりんごでも、すべてがまったく同じタイミングで成熟するとは限りません。
色づきや熟し具合を見ながら収穫しますが、一つひとつの果実には個体差があります。
また、りんごは「甘さ」だけで味が決まるものでもありません。
糖度が高くても酸味がしっかりしていれば爽やかに感じますし、酸味が抜けてくると甘さを強く感じることもあります。
糖度だけでは表せない「甘味と酸味のバランス」も、りんごのおいしさの一つです。
だから農家は一本一本の木を見ています
りんご栽培のおもしろいところでもあり、難しいところでもあるのが、
「同じように育てても、全部が同じりんごにはならない」
ということです。
同じ畑でも違う。
同じ品種でも違う。
そして今回お話ししたように、同じ一本の木になったりんごでも違います。
だから私たちは、剪定や摘果などの作業をしながら、一本一本の木の状態を見ています。
「この枝は少し混んでいるな」
「ここはもう少し光を入れたいな」
「今年は実が多いな」
そんなことを考えながら作業を繰り返し、秋の収穫まで育てていきます。
りんごの個体差も農産物のおもしろさ
スーパーなどできれいに並んでいるりんごを見ると、
工業製品のように一つひとつ同じものに見えるかもしれません。
でも、りんごは自然の中で育つ農産物です。
同じ木から採れたものでも、大きさや形、色、甘味、酸味などに少しずつ個性があります。
私たち農家は、その違いをできるだけ小さくし、
おいしいりんごを皆さんに届けられるよう一年を通して手をかけています。
それでも、一つとしてまったく同じりんごはありません。
箱を開けたとき、
「このりんごは甘い」
「こっちは少し酸味があっておいしい」
そんな違いを感じたら、それも自然の中で育ったりんごならではの
個性として楽しんでいただけたらうれしいです。

同じ畑で育ったりんごでも、大きさや形、色づき、味わいには一つひとつ違いがあります。
まとめ
同じ木になったりんごでも甘さが違うのは、
主に日当たりや葉の状態、実がなっている場所、実の数、
成熟度などが一つひとつ違うためです。
一本の木の中でさえ環境は均一ではありません。
だからこそ、剪定をしたり、摘果をしたり、葉を健全に保ったりしながら、
できるだけ一つひとつのりんごがおいしく育つ環境を整えていきます。
毎年同じ畑でりんごを作っていても、天候も木の状態も同じ年はありません。
そこがりんごづくりの難しいところであり、私たちが長年りんごを育てていても飽きない、
おもしろさの一つなのかもしれません。
「葉とらずりんご」と聞くと、
「葉が付いたまま販売されているりんご」と思われる方がいらっしゃいます。
実際に、「葉はどこに付いているんですか?」とご質問をいただくこともあります。
しかし、葉とらずりんごに葉は付いていません。
葉とらずとは、葉を付けたまま販売するという意味ではなく、
栽培中に葉をできるだけ残して育てる栽培方法のことです。
今回は、葉とらずりんごのおいしさの秘密をご紹介します。
葉はりんごを育てる大切な存在
りんごの葉は、太陽の光を受けて光合成を行い、果実に必要な養分を作っています。
つまり、葉はりんごを育てるための大切な役割を担っています。
そのため、葉を長く残すことで、最後まで果実へ養分を送り続けることができます。
大湯ファームのサンふじは「葉とらず栽培」
大湯ファームでは、サンふじを葉とらず栽培で育てています。
サンふじの収穫は11月下旬。
収穫までの期間が長いため、その頃には葉は十分に光合成を行い、
役目を終えて自然に落ち始める時期になります。
そのため、葉をできるだけ残したまま、りんごを木で完熟させ、
一番おいしいタイミングで収穫しています。
最後まで葉の力を生かすことが、葉とらずサンふじのおいしさにつながっています。
すべての品種が葉とらずではありません
「葉を残した方がおいしいなら、全部のりんごを葉とらずにすればいいのでは?」
そう思われるかもしれません。
実は、品種によって最適な栽培方法は異なります。
例えば、黄色りんごや緑色のりんごは、もともと葉取りをほとんど行わない品種です。
一方で、赤いりんごの中には、美しい色づきのために葉取りを行う品種もあります。
大湯ファームでは、「葉とらず」という栽培方法にこだわるのではなく、
その品種が一番おいしく育つ方法を選んでいます。

王林はもともと葉取りをほとんど行わない品種です。葉とらず栽培で育て、木の上でじっくりとおいしさを育みます。
葉とらずりんごに葉は付いていません
「葉とらずりんごなのに、葉が付いていない!」
初めて購入された方が驚かれることがあります。
葉とらずとは、栽培中に葉をできるだけ残して育てたという意味です。
収穫するときは、りんごだけを収穫するため、お届けするりんごに葉は付いていません。
名前だけを聞くと勘違いしやすいですが、「葉を付けたまま販売するりんご」ではなく、
「葉つけたまま大切に育てたりんご」ということなのです。
色むらがあるのは、おいしさを大切にした証
葉とらずサンふじは、葉をできるだけ残して育てるため、
葉の陰になった部分が赤く色づかず、色むらができることがあります。
見た目だけを見ると、「色が均一ではない」と感じるかもしれません。
しかし、それは葉を最後まで残し、りんごのおいしさを大切に育てた証でもあります。
大湯ファームでは、見た目を優先して葉を多く取るのではなく、
木の上でじっくり完熟させ、おいしさを大切にして収穫しています。
色むらのあるりんごを見かけたら、
それは葉が最後までりんごを育ててくれた証と思っていただけたら嬉しいです。

葉とらずサンふじは、葉をできるだけ残し、最後まで葉の力を生かして育てています。
まとめ
葉とらずりんごのおいしさは、葉をできるだけ残し、
最後まで光合成の力を生かして育てることにあります。
ただし、すべての品種を葉とらずで栽培しているわけではありません。
品種ごとの特徴を見極め、それぞれに合った栽培方法を選ぶことが、
おいしいりんごづくりにつながります。
大湯ファームでは、見た目だけでなく、「一番おいしい状態でお届けすること」を
大切にしながら、一玉一玉心を込めて育てています。

「葉とらず」とは栽培方法の名前。お届けするりんごに葉は付いていませんが、葉が最後まで果実を育ててくれています。
絵入りりんごって知っていますか?
りんごに文字やイラストが描かれた「絵入りりんご」を見たことはありますか?
「どうやって作っているの?」
「本当に食べられるの?」
初めて見る方は、不思議に思われるかもしれません。
実は、りんごに絵を描いているわけではありません。
りんごが赤く色づく性質を利用して作られているんです。
大湯ファームでは、毎月お届けしているりんご定期便をご利用のお客様へ、
年に1回感謝の気持ちを込めて絵入りりんごをプレゼントしています。
今回は、その仕組みをご紹介します。
有袋ふじと同じ仕組みで作られます
以前のコラムでもご紹介したように、有袋ふじは太陽の光を浴びることで赤く色づきます。
絵入りりんごも、この「光が当たった部分だけ赤くなる」という性質を利用しています。
有袋ふじのうち袋をはいで白いりんごの状態で、
文字やイラストの形に切り抜いた専用のシールをりんごに貼ります。

毎年、その年の干支をデザインした絵入りりんごを作っています。こちらは午(うま)年の絵柄。新しい一年への願いを込めて、一つひとつ丁寧に仕上げています。
そのまま太陽の光を浴びると、シールが貼られていない部分は赤く色づき、
シールで覆われた部分は白いまま残ります。

シールを貼ったまま太陽の光を浴びると、周りだけが赤く色づいていきます。シールの下は白いまま残り、収穫後に絵柄が現れます。
そして収穫した後にシールをはがすと、白い文字やイラストがくっきりと浮かび上がります。

毎年、その年の干支をデザインした絵入りりんごを作っています。新しい一年の始まりを彩る縁起物として、お正月に飾って楽しんでいただいています。
箱を開けたときに初めて現れる絵柄は、お客様へのちょっとしたサプライズでもあります。
食べても大丈夫?
もちろん、安心してお召し上がりいただけます。
シールは果皮の表面に貼っているだけで、インクや塗料を使っているわけではありません。
りんご本来のおいしさはそのままです。
一つひとつ手作業です
絵入りりんごは、シールを機械で貼っているわけではありません。
一玉ずつ向きを確認しながら、丁寧に手作業で貼っています。
きれいな絵を出すには、貼るタイミングや色づき具合も大切です。
自然の力と農家の経験が合わさって、世界に一つだけの絵入りりんごが完成します。

シール貼りはすべて手作業。一玉ずつ向きや位置を確認しながら、丁寧に貼り付けています。
まとめ
絵入りりんごは、インクで絵を描いているのではなく、
りんごが太陽の光で赤く色づく性質を利用して作られています。
有袋ふじと同じように、光を上手に利用することで、美しい文字やイラストが浮かび上がります。
大湯ファームでは、りんご定期便をご利用いただいているお客様へ、
年に1回感謝の気持ちを込めてお届けしています。
箱を開けた瞬間に、少しでも笑顔になっていただけたら嬉しいです。
関連記事
有袋ふじは袋をかけて育てるのに、なぜ赤くなるの?
「袋をかけて育てているのに、どうして真っ赤になるの?」
有袋ふじをご覧になったお客様から、このようなご質問をいただくことがあります。
確かに、袋をかけている間は太陽の光がほとんど当たりません。
それでも収穫の頃には、美しい赤色に色づきます。
今回は、有袋ふじが赤くなる秘密をご紹介します。
有袋ふじとは?
有袋ふじは、果実が小さいうちに一つひとつ袋をかけて育てる栽培方法です。
袋をかけることで、病害虫や雨風から果実を守り、
果皮の美しいりんごに育てることができます。
もちろん、袋をかけたままでは赤くなりません。
色づきは、収穫前の大切な作業から始まります。

一つひとつ袋をかけて大切に育てる有袋ふじ。袋が果実を守り、美しいりんごへと育てます。
袋は一度に外しません
有袋ふじに使う袋は、外袋と内袋の二重構造になっています。
長い間袋の中で育ったりんごは、
急に強い日差しを浴びると日焼けしてしまうことがあります。
そのため、まずは外袋だけを外し、数日間かけて少しずつ光に慣らします。

外袋だけを外した、わずか3日ほどしか見ることのできない姿。 この間に少しずつ太陽の光に慣らし、日焼けを防いでから内袋を外します。
その後、内袋を外します。
すると現れるのは、真っ白なりんごです。
初めて見る方は、「本当にこれが赤くなるの?」と驚かれるかもしれません。
真っ白なりんごが少しずつ赤くなる
内袋を外したばかりのりんごは、まだ赤い色素が作られていません。

内袋を外すと現れるのは、真っ白なりんご。ここから太陽の光を浴び、少しずつ色づきが始まります。
ここから太陽の光を浴びることで、少しずつピンク色に変わり、
やがて鮮やかな赤色へと色づいていきます。
秋の昼夜の寒暖差も、美しい色づきを後押ししてくれます。
自然の力が加わることで、有袋ふじならではの美しい赤色が生まれるのです。
美しい色づきは農家の手仕事
きれいに色づくのは、太陽の光だけのおかげではありません。
大湯ファームでは、葉取りを行い、
りんご全体に日光が当たるように管理しています。
葉を取り過ぎると日焼けの原因になり、
少なすぎると色づきが悪くなります。
その年の天候やりんごの状態を見ながら、一枚一枚手作業で調整しています。
さらに、玉回しという作業も行います。
玉回しとは、りんごを少し回転させ、
今まで日陰になっていた部分にも太陽の光が当たるようにする作業です。
こうすることで、色ムラが少なく、美しい赤色に仕上がります。
こうした細かな管理が、美しい色づきとおいしいりんごにつながっています。

真っ白だったりんごが、太陽の光を浴びてほんのりピンク色に。葉取りや玉回しを行いながら、均一に色づくよう丁寧に管理します。
まとめ
有袋ふじは、袋をかけて育てるだけではありません。
二重袋を段階的に外し、真っ白なりんごを少しずつ太陽の光に慣らしながら、
美しい赤色へと育てていきます。
その背景には、自然の力だけでなく、農家の手間と経験があります。
お店で有袋ふじを見かけたときは、「こんな工程を経て、この赤色になったんだ」と
思い浮かべながら味わっていただけたら嬉しいです。

少しずつ色づいた有袋ふじは、美しい赤色に仕上がり収穫の時期を迎えます。自然の力と農家の手間が詰まった一玉です。
関連記事
なぜ春でもおいしい?大湯ファームの貯蔵りんご
サンふじと有袋ふじの違い|どちらがおいしいの?
秋になると、シナノスイートやふじなどの赤いりんごは、美しい赤色に色づきます。
一方で、王林やシナノゴールドのような黄色い品種、緑色の品種は色づきの仕組みが異なります。
今回は、赤いりんごがなぜ赤くなるのかについて、りんご農家の視点で分かりやすくご紹介します。
りんごは最初から赤いわけではありません
春に花が咲き、小さな実ができたばかりの頃のりんごは、実は緑色です。
夏の間も少しずつ大きくなりますが、まだ赤くはありません。
秋が近づき、収穫の時期になるにつれて、少しずつ赤く色づいていきます。

赤いりんごも、幼い頃は緑色。ここから太陽の光や気温の変化によって、少しずつ赤く色づいていきます。
赤くなる理由は「アントシアニン」
りんごが赤く見えるのは、「アントシアニン」という赤い色素が作られるからです。
このアントシアニンは、日光を浴びることで作られやすくなります。
そのため、葉っぱに隠れて日が当たらない部分は色づきが遅く、
太陽の光をたっぷり浴びた部分ほどきれいな赤色になります。
昼と夜の気温差も大切
「寒くなるとりんごが赤くなる」とよく言われますが、これは半分正解です。
実際には、昼間にしっかり日光を浴び、夜に気温が下がることで、アントシアニンが作られやすくなります。
そのため、昼夜の寒暖差が大きい地域ほど、鮮やかな赤色になりやすいと言われています。
青森県がおいしいりんごの産地として知られている理由の一つも、この気候にあります。
農家も色づきをお手伝いしています
きれいに色づくのは、自然の力だけではありません。
りんご農家は、
▶葉摘みをして日光が当たりやすくする
▶玉回しをして色ムラを少なくする
▶収穫のタイミングを見極める
など、さまざまな工夫をしています。
ただ赤くするだけではなく、甘さや食感とのバランスも考えながら管理しています。

りんごがきれいに色づくよう、一枚一枚葉を取り、日光が当たりやすい環境を整えます。
赤いりんごほど甘いの?
「赤いほど甘い」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
品種によって色づき方は異なりますし、甘さは糖度や熟度などさまざまな要素で決まります。
もちろん、しっかり色づいたりんごは収穫の目安にはなりますが、農家は色だけではなく、
硬さや糖度、熟度なども確認しながら収穫しています。

収穫間近のりんご。色づきだけでなく、甘さや食感も確認しながら、一番おいしいタイミングを見極めます。
まとめ
りんごが赤くなるのは、日光を浴びてアントシアニンという色素が作られるためです。
さらに、昼夜の寒暖差や農家の栽培管理が加わることで、あの鮮やかな赤色に育ちます。
何気なく見ている赤いりんごですが、その色には自然の力と農家の工夫がたくさん詰まっています。
今年りんごを手に取る機会があれば、ぜひ「どうしてこんなにきれいな赤色になったんだろう」と
思いながら味わってみてください。
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「スマートフレッシュって何ですか?」
「農薬を使っているのですか?」
ロングライフりんごをご紹介すると、このようなご質問をいただくことがあります。
聞き慣れない名前なので、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、大湯ファームでロングライフりんごに採用している「スマートフレッシュ」について、
りんご農家の立場から分かりやすくご紹介します。
スマートフレッシュとは?
スマートフレッシュは、収穫したりんごの鮮度を長く保つための技術です。
りんごは収穫した後も生きていて、「エチレン」という植物ホルモンの働きによって少しずつ成熟が進みます。
スマートフレッシュは、このエチレンの働きを一時的に抑えることで、
収穫したときのシャキシャキとした食感やみずみずしさを、できるだけ長く保ちやすくします。
つまり、おいしさを「つくる」ものではなく、収穫したときのおいしさを「維持する」ための技術です。
スマートフレッシュは農薬なの?
このご質問をいただくことは少なくありません。
スマートフレッシュは、収穫後のりんごに使用する鮮度保持技術です。
畑で病気や害虫を防ぐために散布する農薬とは、目的や使用するタイミングが異なります。
収穫したりんごを密閉した保管庫で処理し、有効成分(1-MCP)がエチレンの働きを一時的に抑えることで、
収穫したときのおいしさやシャキッとした食感を長く保ちます。
また、スマートフレッシュは国の審査を経て農薬登録された技術であり、
定められた使用方法に基づいて利用されています。
安全性についても十分な評価が行われており、
適正に使用されたりんごは安心してお召し上がりいただけます。
私たち大湯ファームでも、ロングライフりんごをよりおいしい状態でお届けするため、
適正な方法でスマートフレッシュを活用しています。

ロングライフりんごは、収穫後に密閉した専用スペースでスマートフレッシュ処理を行い、その後CA貯蔵で品質を維持しています。
ロングライフりんごはスマートフレッシュだけではありません
「スマートフレッシュを使えば長持ちする」と思われることがありますが、それだけではありません。
長くおいしく保存できるりんごをつくるためには、栽培中からさまざまな工夫を積み重ねています。
大湯ファームでは、
* CA(鮮度保持)貯蔵による酸素濃度や温度の管理
* 袋掛け栽培による品質の維持
* 蜜が入り過ぎて日持ちが悪くならないよう、収穫時期を見極める
など、一年を通して品質管理に取り組んでいます。
そして、その最後の仕上げとしてスマートフレッシュを活用しています。
ロングライフりんごのおいしさは、栽培・収穫・貯蔵・鮮度保持技術、
それぞれの積み重ねによって支えられています。
大湯ファームが採用する理由
「できるだけ長い期間、おいしいりんごを届けたい。」
その思いから、大湯ファームではロングライフりんごにスマートフレッシュを採用しています。
秋に収穫したりんごを、春や初夏になってもシャキッとした食感で楽しんでいただくためには、
栽培技術だけでなく、収穫後の鮮度管理も大切です。
私たちは、その時期にできる限り良い状態のりんごをお届けできるよう、一つひとつ丁寧に管理しています。

ロングライフりんごは、スマートフレッシュだけでできるものではありません。収穫のタイミングから貯蔵まで、一つひとつの工程がおいしさにつながっています。
まとめ
スマートフレッシュは、収穫したりんごのおいしさを長く保つための鮮度保持技術です。
ロングライフりんごは、スマートフレッシュだけでつくられるものではありません。
畑での栽培管理、収穫時期の見極め、CA貯蔵、そしてスマートフレッシュ。
それぞれの技術を組み合わせることで、長期間おいしいりんごをお届けしています。
これからも大湯ファームは、「おいしい」と安心して召し上がっていただける
りんごづくりに取り組んでまいります。
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「りんごは皮ごと食べたいけれど、農薬が気になる…」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
結論から言うと、りんごの表面に付着している汚れや農薬の一部は、水洗いで落とすことができます。
しかし、すべての農薬が完全になくなるわけではありません。
今回は、大湯ファームの農家の視点から、農薬と安心して食べるためのポイントについて解説します。
りんごに農薬は使われているの?
りんごは病害虫の被害を受けやすい果物です。
そのため、おいしく品質の良いりんごを安定して育てるためには、適切な農薬の使用が欠かせません。
ただし、日本では使用できる農薬の種類や使用時期、使用量が厳しく定められており、生産者はその基準を守って栽培しています。

大湯ファームは特別栽培に取り組んでいます
大湯ファームでは、特別栽培農産物として認証を受けた栽培方法でりんごを育てています。
地域の慣行栽培では36成分の農薬を使用するのに対し、
大湯ファームでは14成分まで削減しています。
病害虫の発生状況を細かく確認し、本当に必要なタイミングだけ防除を行うことで、農薬の使用をできる限り抑えています。
「安心して皮ごと食べてもらえるりんごを届けたい」という思いで、環境にも配慮した栽培を続けています。
洗えば農薬は落ちる?
流水でりんごを洗い、手でやさしくこすれば、表面に付着した汚れや農薬の一部は取り除くことができます。
一方で、植物に吸収されて効果を発揮するタイプの農薬もあるため、水洗いだけですべてを取り除くことはできません。
しかし、日本で販売されているりんごは厳しい残留基準をクリアしたものだけが流通しています。
さらに大湯ファームでは、農薬の使用成分を地域の慣行栽培より大幅に減らして栽培しているため、
安心して召し上がっていただけます。
皮ごと食べても大丈夫?
はい。食べる前に流水でしっかり洗っていただければ、皮ごと食べるのがおすすめです。
りんごの皮には、食物繊維やポリフェノールなどの栄養が豊富に含まれています。
皮ごと食べることで、りんご本来のおいしさと栄養を余すことなく楽しめます。

まとめ
りんごの農薬は、水洗いによって表面に付着した一部を落とすことができますが、完全に取り除けるわけではありません。
大切なのは、生産者が適切な基準を守って栽培していることです。
大湯ファームでは、特別栽培に取り組み、地域の慣行栽培で使用される36成分に対して、
14成分まで農薬を削減した栽培を行っています。
これからも、「おいしい」と「安心」の両方をお届けできるよう、一つひとつのりんごを大切に育てています。
ぜひ、よく洗って皮ごと味わってみてください。
大湯ファームの特別栽培りんごをぜひお試しください
大湯ファームでは、特別栽培に取り組み、地域の慣行栽培では36成分使用される農薬を14成分まで減らしてりんごを栽培しています。
「安心して皮ごと食べられる、おいしいりんごを届けたい。」そんな思いを込めて、一つひとつ丁寧に育てています。
青森・弘前の自然の中で育った大湯ファームのりんごを、ぜひご家庭でお楽しみください。
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減農薬りんごとは?無農薬・特別栽培・自然栽培との違い

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りんごを選ぶときに、「減農薬」「無農薬」「特別栽培」「自然栽培」と
いった言葉を目にしたことはありませんか?
どれも体に良さそうなイメージがありますが、実はそれぞれ意味や基準が異なります。
今回は、それぞれの違いと、当園のりんごづくりについてご紹介します。
「減農薬りんご」とは?
「減農薬」はよく使われる言葉ですが、法律で定められた基準や認証がある名称ではありません💦
一般的には、慣行栽培よりも農薬の使用を減らして栽培したりんごを指しますが、
どのくらい減らしているかは生産者によって異なります。
そのため、「減農薬」という言葉だけでは、実際の栽培方法までは分からないのが現状です。
「無農薬りんご」とは?
現在、「無農薬農産物」という表示は制度上ほとんど使用されていません。
その理由は、周囲の畑から農薬が飛散する可能性があるなど、
「無農薬」という言葉がお客様に誤解を与えるおそれがあるためです。
そのため現在は、「栽培期間中に農薬を使用していない」など、
実際の栽培方法を具体的に伝える表現が用いられることが多くなっています。
「特別栽培りんご」とは?
特別栽培農産物は、国のガイドラインに基づき、地域の慣行栽培と比べて、
農薬と化学肥料の使用回数(または使用量)を50%以下に抑えて栽培した農産物です。
栽培計画や使用した資材を記録・管理し、基準を満たすことで認証を受けることができます。
「自然栽培」とは?
「自然栽培」もよく耳にする言葉ですが、国が定めた統一基準がある制度ではありません
一般的には、農薬や化学肥料を使用しない栽培方法を指すことが多いものの、
考え方や基準は生産者や団体によって異なります。
そのため、「自然栽培」という言葉だけでは、具体的な栽培方法まで分からない場合があります。
大湯ファームのりんごづくり
大湯ファームでは、青森県特別栽培農産物認証を受け、
慣行栽培より農薬の使用を抑えたりんごづくりを行っています。
青森県の慣行栽培では農薬成分数36成分のところ、当園では14成分まで抑えています。
また、栽培方法や使用資材を記録・管理し、毎年現地調査を受けながら、基準に沿った栽培を続けています。
出荷の際には、特別栽培農産物であることが分かるシールを段ボールに貼り、
農林水産省の新ガイドラインに基づく表示を行っています。
私たちは、「減農薬」「特別栽培」という言葉だけではなく、
どのように育てているのかを知っていただくことを大切にしています。
さらに、一部の区画では栽培期間中に農薬を一切使用せずに育てたりんごにも挑戦しています。
制度上の「無農薬」という表示ではなく、実際の栽培方法を正しくお伝えしたいという思いから、
当園では「農薬を一切使っていないりんご」とご案内しています。

まとめ
「減農薬」「無農薬」「特別栽培」「自然栽培」は、似ているようで意味や基準がそれぞれ異なります。
これからも、一つひとつのりんごに向き合いながら、
おいしさと安心の両立を目指して栽培を続けてまいります。






























