2cm位に成長した『ふじ』です。
太陽に向かって反り立つ元気な実です。中心果の生育がやはり一番大きくて立派!
こんな状態だとわかりやすくて摘果する人にも優しいですね。

こちらは蕾の時に花摘みした『王林』です。

もうすぐ10年を迎える『光センサー選果機』
なんの故障もなく一年中毎日のようにりんごを見てくれました。昨年からちょっとお疲れ気味!
まだまだ一緒に仕事をしていきたいので、愛情込めて、大事にしていきたいと思っています。

今年はいつもの年よりふじの花がたくさん咲き、りんご畑は見事に一面真っ白になりました。
今は花びらが落ちて、小さなりんごの実になってきています。
授粉し実を結んだりんごの赤ちゃんです。

授粉のタイミングは難しく、授粉できる日は3日位しかありません。残念ながら授粉出来なかった花もあります。

この様なりんごの果そうは来年に向けて、枝を伸ばし花芽をたくさん作っていきます。
来年にはりんごの実が成りますように!

たくさんの人を借りて授粉しています。
(一輪一輪梵天で)

花粉交配機ラブタッチも使って授粉しています。

人的要因でマメコバチがいなくなりました。
危機感や大切さを実感し、マメコバチへの思いの薄さを反省しています。
また元気に飛び交い活動する状況へ、一からスタートして学んでいきたいと思っています。

王林を花摘みしておしべの葯を取り出し、
約48時間程で開葯しました。
次にりんごの花粉1に対して赤松子2を混ぜて授粉用の花粉を作ります。

クルクル回して、葯から出た純花粉と赤松子を混ぜてます。

人工授粉に使う花粉を準備する工程でした。
3日間の短期間なので、梵天チームとラブタッチ両方で
進めていきます。

早咲きの王林の中心花が咲いてきました。

王林の花の花粉はいろんな品種のりんごと相性が良くて、また早く咲いてくれるので、これから咲き初めるりんごにも大活躍なんです。
授粉用に中心花の周りの花を摘み取る作業をしています。

綺麗に咲かせた花が実を結び、美味しいりんごへと育ってほしいです。

【王林】の花はみんなよりも早く咲いてくれます。
蕾から出てきたばかりの花芽は、五つの花がくっついていて、赤くこんな感じになっています。
とても可愛いですね!

こちらは【ふじ】の花芽です。

以前から水はけが悪く雨が降った後しばらく水が溜まっている箇所があり、りんごの成長にも影響がありました。
土壌環境を良くしてあげたいと思い、暗渠工事を行いました。
『溝掘り』

『目標の位置までひたすら掘ってます』

『溝掘り完了し、パイプを入れていきます』

『パイプの上にヒノキの廃材を被し、また土を埋めもどしていきます』

『ここから土中の水が排水される予定です』

『作業がしやすいよう整地して完了』
元気に育ってほしいですね!

倉庫からマメコバチを園地へ運び、古い巣箱から新しい巣箱へと更新していきたいと思います。

すぐ近くに新しいアシガヤを設置してあげています。

古い巣箱をブルーシートで囲んで置き、マメコバチが出た後に、また戻って来て入らないよう処分します。

最後に新しいアシガヤの上にマユを置いて終了です。
今年は1回目の薬剤散布で殺虫剤を使わないので、早めに設置しています。
またたくさんのマメコバチが元気に飛び回ってほしいです。

4月に入りましたが、気温10℃前後とまだまだ肌寒い風が吹いてます。
休眠している花芽を包み寒さから守っていた殻も綻び、りんご達もやっと芽吹いてきました。

この後の気温に左右されますが、5月1日あたりでりんごの花が咲く予定です。

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