以前から水はけが悪く雨が降った後しばらく水が溜まっている箇所があり、りんごの成長にも影響がありました。
土壌環境を良くしてあげたいと思い、暗渠工事を行いました。
『溝掘り』

『目標の位置までひたすら掘ってます』

『溝掘り完了し、パイプを入れていきます』

『パイプの上にヒノキの廃材を被し、また土を埋めもどしていきます』

『ここから土中の水が排水される予定です』

『作業がしやすいよう整地して完了』
元気に育ってほしいですね!

倉庫からマメコバチを園地へ運び、古い巣箱から新しい巣箱へと更新していきたいと思います。

すぐ近くに新しいアシガヤを設置してあげています。

古い巣箱をブルーシートで囲んで置き、マメコバチが出た後に、また戻って来て入らないよう処分します。

最後に新しいアシガヤの上にマユを置いて終了です。
今年は1回目の薬剤散布で殺虫剤を使わないので、早めに設置しています。
またたくさんのマメコバチが元気に飛び回ってほしいです。

4月に入りましたが、気温10℃前後とまだまだ肌寒い風が吹いてます。
休眠している花芽を包み寒さから守っていた殻も綻び、りんご達もやっと芽吹いてきました。

この後の気温に左右されますが、5月1日あたりでりんごの花が咲く予定です。

今季の豪雪(160cm)と一面の銀世界だったりんご畑から、ようやく土や草の緑色に変わってきました。
冬を乗り越えりんごの蕾も膨らみだし、今か今かと芽吹きを待っています。
もうすぐりんごは目を覚まし動き出します。まずは元気にりんごの花がたくさん咲いてくれる事を願います。


【カイガラムシの被害】
散布ムラが原因か、薬剤のタイミングなのか、以前から枝やりんごに付いてる状態は確認してましたが、昨年はかなり増え、枝やりんごに被害がありました。
前年の猛暑で、生態のサイクルにも影響があったのではと思われます。

生態 幼虫で越冬し、6月に入ると成虫に
   なり、動き回り産卵する。
   孵化した幼虫は、8月には成虫になり 
   また産卵します。
※ 生まれた直後は移動出来るが、成虫に  
   なるとメスは足が無く移動できなく、
   殻を被っているのは、メスです。移動が
   できいので、卵を抱えたまま死んでしまい、
   卵からかえった幼虫が死骸から出てきます。
   オスの成虫は羽もあり、移動してメス   
   と交尾します。

症状 りんごの尻に寄生し、見た目が悪く
   商品にならない。枝に寄生すると衰弱し
   枯死してしまいます。
対策 発芽前 3月下旬〜4月上旬
       マシン油乳剤50倍、
   展葉1週後 4月下旬
        ブプロフェジン1000倍
   夏場の殺虫剤は、幼虫には効果あり。


昨年の春の段階で飛び回り活動しているマメコバチは少ないと感じていました。
7月、園地からアシガヤの巣箱を回収しました。
入り口まで詰まっているカヤはほとんどなくて、軽い状態でした。


今、アシガヤを割ってマユを取り出していますが、いつもと違った状況に驚きです。
それは、新しいアシガヤを設置していたのに、抜け殻だらけの状態!マユの中で死んでる、マユから出て死んでるハチ達。マユに小さな穴があり中が空っぽの状態。(ツツハナトゲアシコバチによる被害)

早速りんご研究所に問い合わせしたところ、自宅まで来て、状況を見ていただきました。


本来は卵から孵化し、6月下旬まで花粉団子を食べて幼虫で過ごし、8月から9月までは
サナギの状態で、それ以降は成虫となってマユの中で春まで過ごします。
のはずなんですが…
秋の何処かのタイミングで、マユから出てしまったらしいのです。
今回、この現象があちこちで多く現れているみたいで、
まだ原因不明で、調べている段階だそうです。
予想以上にマメコバチは激減してしまう事になってしまいました。

対策 
⚪︎春に巣箱に設置したマユからマメコバチが
  全部出た後、空のマユをすぐに焼却する。
⚪︎ネオニコチノイド剤を変更する。
⚪︎5月の殺虫剤をBT剤だけにする。
   
以前からマユを取り出す作業をしていると、
見られてはいた穴空きマユでしたが、本日対処法が明確になりました。
今季から出来る事はすぐ実行していきたいと思います。

私達とマメコバチは、共にりんご作りをする
仲間です。
たくさんいた時は胡座を描き、何の危機感も無くて、毎年同じ事のルーティンを繰り返していました。何もしなかった事への後悔と反省でしかありません。
マメコバチがりんご畑の中を元気に飛び回ってる姿を目指し、またゼロからスタートします。


うちの園地は比較的に積雪量が少ない地域で
いつもは80cm程なんですが、今年は倍の160cm!まで降り積もりました。(記録的な量です)
全国的に大寒波の影響を受け大雪となった今季の冬でした。
3月に入り気温も10℃まで上がったり、青空の日も多くなり、現在の積雪量は1m程になりました。
りんごの木々は、氷点下や猛吹雪、雪の重さにも耐え頑張ってくれました。
また雪に埋もれた枝も、木の温もりで雪を溶かし雪上に元気に跳ね上がり、
太陽の光を浴びて、りんごの蕾も膨らんできたようです。
慌てずゆっくりと成長していってほしいですね。


派遣剪定先には自園地には無い、たくさんの学びがあります。
かつて私の園地にも何ヶ所かありましたが伐採してしまい、今はなくスタッフには初めての急斜面剪定となりました。
立っているのも厳しい中この状態での作業制や、木の状態を見ての枝選びはいつもとは違い難しく体もきつかったの感想でした。
私達派遣剪定はいろんな条件があります、常にお客様の目線や思いを知り、希望に添い満足していただける仕事へと精進していきたいと思います。

社内研修を行いました。
社員、アルバイトさん、学生さんも参加し、会社の事や流れ、良い会社とは?


学生さんの柔軟な考えやリスク対応にもビックリ!
たくさんの刺激とパワーいただき、ありがとうございます。
学び多い二日間でした。

土肌が見えてる場所に立ってみると、2m以上は雪が積もってます。昨年の3倍はありそう!

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